品川宿は諸街道のうち最も重要視された東海道の1番目の宿場である。 第二回目の今日は品川宿(JR品川駅)から川崎宿(JR川崎駅)
まで、穏やかな「歩き日和」のなか、幾度も歩いているが、ゆっくり歩くと・・今まで見えなかった風景、歴史の一齣が目の前に広がってきた。
八ッ山橋は明治5年鉄道敷設の際に架けられた、歴史のある古い橋である。右は御殿山、桜の名所でもある。橋を渡れば品川宿の入口、
宿場の案内図が宿場町への散策を誘ってくれる。

八ッ山橋 宿場案内図 問答河岸跡 町名案内 土蔵相模跡

宿場が刻まれた石柱を眺め踏切を渡ると「大軍を率いても将(小)軍とはこれいかに」3代将軍徳川家光が東海寺に入るとき、沢庵和尚が
迎え出て問答をした故事にちなむ「問答河岸跡」、品川宿の入り口にある。高杉晋作、伊藤博文など、幕末の志士たちが密議をした大妓
楼跡
の土蔵相模跡」(案内板がある)。目を上げれば歴史を刻んだ建物も見ることが出来る。旧町名を記した案内板・・頭の中で、その時代
風景が勝手に想像される。

土蔵相模跡 台場横町 歴史ある建物 一心寺 本陣跡(聖蹟公園)

少しかしこまった角には街道松が植えられ所縁が書かれている。店の玄関口の上には歴史のある看板が掲げられている。

成田山一心寺は七福神・寿老人である。東海七福神めぐりでは荏原神社(大黒天)と共にお馴染みである。
聖蹟公園は本陣跡・・入口には案内板がある。奥行きのある公園に当時の広さを感じられる。ここを中心に本宿と呼んだそうだ。

橋に小庭園のある品川橋、少し上流に1300年前の奈良時代に建立され、多くの武家に信仰され、南品川の総鎮守である「荏原神社」
(大黒天)がある。参道の前を西に進むと「海徳寺」がある。260年前の江戸時代に建立された寺であるが、由緒ある寺より有名になった
のが個人の墓「和夫地蔵」である。

品川橋 荏原神社 和夫地蔵 浜松の松 天称國寺

街道に出ると立派な枝ぶりの街道松「浜松の松」に出会う。朱に塗られた山門の「天称國寺」には「与三郎、お富の墓」があると「案内書」
には書かれて(木更津にもある)いた。江戸六地蔵の一つがある「品川寺」には洋行帰りの梵鐘、樹齢600年と言われる銀杏がある。
この梵鐘が縁でジュネーブと友好関係が出来、寺の前の通りは「ジュネーブ通り」と呼ばれている。

江戸六地蔵 洋行帰りの簿梵鐘
大銀杏
海雲寺 平蔵地蔵

小さい頃、祖母が言っていたお勝手の「こうじんさま」・・海雲寺で判った。「トイレの神様」ではなく、お勝手の「大事・大切・火の用心」の
神様でした。いただいた「お札」は我が家のAll電化キッチンのお守りに・・青物横町からトイレ休憩で勝島運河へ、鴨の夫婦がのんびりと
泳いでいる「風邪ひくな、インフルエンザにかかるな」と
声をかける。

青物横町
ジュネーブ通り
勝島運河 龍馬・・ぜよ 龍馬の歩いた道 涙橋(浜川橋)

龍馬ブームの「立会川商店街」には「龍馬・・・」の看板が至る所に・・いつか、のんびりと一日、歩いてみたい。立会川にかかる「浜川橋」

は「涙橋」とも呼ばれている。処刑される人との最後の別れとなった場所との由来がある・・鈴ヶ森処刑場では数万人が処刑されたと言う。

街道沿いには、日本橋・銀座と同じように江戸時代から営業している老舗も多く、その看板を探しながら歩くのも一興がありそうだ。

大経寺が管理している「鈴ヶ森処刑場跡」には今も当時の磔台、火焔台が残されています。

鈴ヶ森処刑場跡 磐井の井戸 磐井神社 藁人形の図(美原通り) 美原通り

「善人が飲むと真水、悪人が飲むと塩水」と言われた「磐井の井戸」から名を取った言われる「磐井神社」非公開だが鈴の音がする鈴石
(叩くと鈴の音がする)、鈴ヶ森の由来になったとも言われる。

閻魔大王・延命地蔵 日本橋より 梅屋敷・梅林 江戸時代創業 六郷神社

旧街道・美原通りを抜け、谷戸の「閻魔大王・延命地蔵尊」の社を参拝、梅屋敷跡に入る、対面には京急の高架工事に伴う塀で囲まれ
以前とは趣が変わっていた。紅梅白梅がそれぞれ咲き始めていた。しばらくは国道沿いを歩く遠くに六郷の橋が見えてくると「六郷神社
に左側に脇の参道がある。鳥居のそばに由来・由緒の説明板がある。ここはいつも素通りだった。原型と言われている「狛犬」、神橋(
太鼓橋、社殿と見応えのあるものでした。

六郷神社・社殿 神橋(太鼓橋) 狛犬 渡し跡 明治天皇東幸の図
宿場の図 田中本陣 岡山講師 宗三寺 飯盛女供養塔

六郷橋を渡ると「渡しの跡」・「明治天皇が東幸」した際の様子が描かれたレリーフもある。現在は高い堤防と大きな橋・・当時はゆったりと
した風景が拡がっていたのだろう。市街地に入ると旧東海道の道標、川崎宿・田中本陣・宝暦の大火等の案内板が並ぶ。今日の最終見学
の宗三寺は戦国期あるいは室町時代に開創したと言われ、川崎宿で最も古い寺であり、境内には宿場の賑わいを支えた飯盛女(遊女 )の
供養塔があることでも有名である。

今日のコースは JR品川駅→八ツ山橋品川宿問答河岸跡土蔵相模跡台場横町(街道松)一心寺(成田山)聖蹟公園(本陣跡)
  目黒川(品川橋)在原神社海徳寺(和夫・ホームラン地蔵)(街道松)天称國寺(切られ与三郎・お富の墓?)問屋跡品川寺(江戸六地蔵・
   洋行 帰りの鐘・大銀杏・庚申塔)→ジュネーブ通り
海雲寺(荒神様)→青物横町→勝島運河(寄り道)→立会川商店街→浜川橋(涙橋)→鈴ヶ森刑場
   (大経寺)→磐井神社→旧東海道・美原通り→谷戸の閻魔大王・延命地蔵→梅屋敷→六郷神社→多摩川(六郷大橋)→六郷の渡し跡→川崎宿・旅籠街跡
   (案内板)→田中本陣跡→宝暦11年の大火(案内文)→宋三寺(遊女の供養碑)→
JR川崎駅

 クラブツーリズム 「街道を歩く 東海道53次 第2回 品川宿〜川崎宿」 街道案内人 岡山宣孝歴史講師

Blowin' in the Wind 2011
                          
いっちゃん東海道を歩く・・
2011. 1.27 品川宿〜川崎宿    歌川広重が描いた東海道53次はこちらでどうぞ
JR川崎
多摩川・六郷橋
八ッ山橋
田中本陣跡
梅屋敷跡
品川神社
磐井神社
涙橋(浜川橋)

立会川