Blowin' in the Wind 2011
                          
いっちゃん東海道を歩く・・
2011. 5.22 国府津〜小田原宿    歌川広重が描いた東海道53次はこちらでどうぞ

小田原宿:江戸を出てから初めての城がある小田原城の城下町、そして箱根の山越えを控えた東海道屈指の大宿場として栄えた宿であった。
名物としは、かまぼこ・さつまあげ・ちくわが今でも有名である。
本陣:4軒、脇本陣:4軒、旅籠:95軒

JR国府津駅前には「国府津駅開業100年記念」の石碑が建っている。

開業100年の碑 勧(おすすめ)堂 真楽寺・お堂 菅原神社
ムクノキ

駅のすぐ先の左側の建物と建物の間に親鸞上人が常陸の国から京都へ帰る途中ここで7年間住んだ勧堂跡の碑がある。さらに300mほど先の
右側に、約800年ほど前の嘉禄年間に創建され、親鸞上人によって開基された真楽寺がある。ここのお堂の中には、親鸞上人が石に指先で名字
を書かれたという帰命石と呼ばれる2mほどの大きい石がある。今日は堂の扉が閉ざされており見ることはできなかった。
約200mほど歩き、岡入口から北に向かうと学問の神様「菅原道真公」を祀った菅原神社がある。境内には樹齢800年を超えるムクノキ、曽我兄弟
が隠れ敵を見送ったという「曽我兄弟の隠石」、「なで牛」の石碑、本殿の裏には合祀されている「諏訪神社(750年前に建立)がある。

「とうりゃんせ」の碑 なで牛
曽我兄弟隠石
一里塚跡 日本橋から80Km

東海道を西へ、しばらく行くと小八幡三交差点の左側に江戸から19番目の一里塚跡の立札がある。 

さらに酒匂川手前の左側に、2000年が立教開宗750年という古刹の法船寺がある。日蓮上人が身延山へ入山するために酒匂川までこられた時、
増水で渡ることができないでいると、翁に化身した地蔵尊のお手引きで地蔵堂に1泊して、翌日無事川を渡られたという。その時堂守が上人の化導
を受けて日蓮宗に改宗して法船寺となった。
また750年を記念して境内にミニチュアの五重塔を設置した。

少し進むと、街道の左側には酒匂不動尊がある。左の祠には幸せ地蔵と呼ばれる体の地蔵尊を安置している。庭の片隅には可愛らしい道祖神が
あった。向かい側には立派な長屋門の歴史のありそうな建物があったが「保育園」であるという事以外は判らなかった。

酒匂不動尊 道祖神 法船寺 大森藤頼の墓
(小田原城主)
酒匂橋
西湘バイパス

法船寺から5分程度歩くと酒匂川に架かる酒匂橋にくる。実際の旧東海道は橋の上流側に位置し渡し舟で往復していたが、冬場の10月から2月まで
は仮橋を作って渡っていたという。
酒匂橋の上から、川の下流側にある西湘バイパスの西湘大橋がきれいに見えた。橋を渡って1号線を離れて上流側
の小路を少し坂を下ると旧東海道に出る。街道の右側には八幡神社がある。

城東高校前交差点で1号線を横断して200mほどで右へ曲がると、右側のこじんまりとした場所に新田義貞公首塚がある。

義貞が京都へ進軍途中現在の福井市で戦死するが、家臣の宇都宮泰勝らが首を義貞の生国上州(群馬県)新田へ持ち帰る途中、この地で病死した。
あわれに思った里人によって主従二人をここに葬ったという。

酒匂川 旧東海道 八幡神社 新田義貞首塚
北条龍若丸の墓

さらに少し歩いて1号線に合流し山王橋を渡ると、山王神社がある。この神社には、昼間でも井戸の底に空の星が写る「星月夜」とい名井があるという
ことであるが、首を突っ込んで良くみたが底は水が枯れて、木の葉がたまっているだけでがっかりしてしまった。またここには林羅山詩碑があった。
この地は徳川家康が「小田原攻め」の時に陣を作ったところでもある。

山王川 山王神社 星月夜井戸 山王権現・庚申塔 小田原宿・石碑

ここから少し行くと右側に江戸口見附一里塚(江戸から20番目)碑がある。 一里塚から少し入ると赤い(真っ赤な)鳥居の北条稲荷がある。
老狐を祀り、守護神として崇めた。境内にある蛙に似た「蛙石(かわずいし)」は小田原城落城前夜に「夜泣き」したと伝えられている。

江戸見付跡から200mほど行った新宿交差点を、左に曲がり1号線と別れる。100mほど行って右に曲がると昔の風情が多少残っている町並みが
続く。その中で創業明治初年の看板の田代かまぼこ店があった。ここの「お奨め」をお土産に購入。

江戸口見附跡 一里塚 北条稲荷 田代総本店 おでん屋さん

さらに行くと清水本陣跡があり、ここは明治天皇宮ノ前行在所跡になっている。この先の左側奥に日本武尊を祀る松原神社がある。この神社は北条氏、稲葉氏、大久保氏と代々庇護をうけた小田原宿惣町の総鎮守であったが、「明治2年に松原神社と改称した」とある。
大通りに出ると左側には出桁造りの「小田原宿なりわい交流館」がある。ここで小休止・・雨がポツリと・・

脇本陣跡 清水本陣跡
明治天皇行在所跡
松原神社・本殿 松原神社 小田原宿なりわい館

本町交差点で1号線と合流しすぐ左側の方に徳常院があり、この寺には総身5mもある青銅製地蔵尊ある。この地蔵尊には、江戸駒込八百屋お七の
恋人、吉祥寺の小姓吉三郎が、火あぶりの刑となったお七の菩提をとむらうために作ったという伝説がある。

もとは元箱根の賽の河原に安置されていたもので、明治2年の廃仏毀釈で東京の古物商に売り渡され運搬途中、この地の有志がその商人から買取り
当寺に安置した。
本町交差点を渡り、三の丸交番の先に小田原城三の丸大手門にあった「大手門跡鐘楼」が聳えている。小田原ツーデーマーチで何回か歩いている地
ではあるが・・ここは初めてである。 

旧東海道はJR小田原駅の南約1Kmの位置に離れて通っている。この間には小田原城や三の丸の門であった「幸田門跡の碑」ある。


徳常院・地蔵尊

大手門跡(鐘楼)

御用所
幸田門跡の碑 北条氏政・氏照の墓

駅前の繁華街の路地を入った奥に「北条氏政・氏照」の墓所があった。もともとはお寺があったそうだが、お寺は移転・・墓だけが残ったらしい・・。
小田原駅に向かい構内で解散・・


今日のコースは JR国府津駅→勧堂跡→真楽寺→菅原神社→一里塚跡→法船寺→酒匂川・酒匂橋→旧東海道→八幡神社→新田義貞の首塚→
      上杉神社・上杉龍若丸の墓→山王神社・山王権現→江戸見付一里塚→北条稲荷→清水本陣跡(明治天皇宮の前行在所跡松原神社→
      小田原宿なりわい交流館→徳常寺→大手門跡(鐘楼)→北条氏政・氏照の墓→
JR小田原駅

 クラブツーリズム 「街道を歩く 東海道53次 第10回 国府津〜小田原」 街道案内人 小暮中和歴史講師