Blowin' in the Wind 2011
                          
いっちゃん東海道を歩く・・
2011. 4. 7 藤沢宿〜茅ヶ崎    歌川広重が描いた東海道53次はこちらでどうぞ
大山道標
メルシャンワイン
養明寺
白旗神社
茅ヶ崎松並木
二ツ家稲荷
見付跡
化粧地蔵
義経首洗井戸
茅ヶ崎一里塚
遊行寺
JR茅ヶ崎駅
永勝寺
常光寺
JR藤沢駅

江戸日本橋から藤沢宿まで48.9Km
藤沢宿は鎌倉時代からの時宗総本山、遊行寺の門前町として栄え、江戸時代に藤沢宿が出来てさらに大きく発展したところである。
また近くの江ノ島弁財天参拝、大山詣でも賑わい幕末には45件の旅籠が立並んでいたという。

3月3日の保土ヶ谷以来の街道歩き・・「ひさしぶり・・」の挨拶と地震の話題・・茨城から参加の人は携帯に画像を持参、木更津の状況は
「MyHomePageに掲載してある」とPR・・

7日は藤沢宿から茅ヶ崎まで歩いてきた。庚申信仰が盛んな土地柄との事、行く先々に古い年代の庚申塔・庚申堂があり、庚申塔には
「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿が彫られていた。
庚申信仰 : 十千十二支の組合わせによって、60日に一度めぐってくる「庚申の日」にその夜眠らうずに過して無病、息災、長寿を願う
信仰である。この源流は「人の体内にいる三戸(さんし)の虫が庚申の夜、天にのぼってその人の罪科を天帝に告げるため生命を縮めら
れる。」とする中国の道教の教えに由来している。

遊行通り商店街のほぼ中央に立派な建物の庚申堂があり、境内には多数の青面金剛や庚申塔が並んでいる。同年輩の別グループは
石仏研究の同好会のようで境内は賑やかであった。商店街から車道に出る分岐点から左に入ると、旧江ノ島道が藤沢橋まで通じている。

庚申堂 庚申塚 街道の染物屋 鼻黒稲荷境内 鎌倉街道

藤沢橋を渡り山の手方向に進むと右手に鎌倉道が続いている。遊行寺の山門(黒門)の入り口には「日本三大広小路」の案内板がある。
赤い遊行寺橋から先が旧東海道。昔はここに広重五十三次「藤沢」の江ノ島神社鳥居があり、東海道と江ノ島道の分岐点だった。

遊行寺黒門 日本三大広小路
案内図
遊行橋 分岐点 街道の紙屋

江戸時代には物見遊山の旅人も多く、東海道・鎌倉道・大山道、江の島への街道が交差した、この地の繁栄ぶりも垣間見ることが出来た。
安藤広重の東海道53次に描かれた松並木は1960年頃から、全国各地に拡がった松喰虫の被害で大半が枯れてしまい、そのために
再整備して松並木を復旧させたという。

野口米次郎の案内版 六地蔵 野口米次郎の碑 庚申塔 永勝寺

遊行寺から東海道に出ると境川にかかるの赤いきれいな手すりの遊行寺橋を渡り、国道467号線を左へ曲がる。467号線を400mほど
行った左側に常光寺がある、境内には「かや」の大木・野口米次郎の墓、万治2年「合掌サルと雄鶏」を彫った梵字塔、漢文9年の三猿」の
古い2基がある。境内全体が森となっており、市の指定天然記念物となっている。

飯盛女の墓 義経首洗井戸 白旗神社 義経慰霊碑 石像群

その先の小路を少し入ったところに、飯盛女の墓碑がある永勝寺がある。多くの墓石にはこの宿場の飯盛女の戒名と「施主小松屋源蔵」の
文字が刻まれ手厚く葬られていた。
永勝寺から200m程先に右側歩道に伝源義経首洗井戸の案内標識あり、マンションの横道から入ると公園の一角に首洗い井戸と一基の
碑がある。碑文から義経主従の供養墓である。

白旗神社・枝垂桜
見付跡

薬師如来・石碑
養明寺 薬師如来坐像

国道467号線の白幡交差点の左側正面に白旗神社の大鳥居が見える。源氏ゆかりの由緒のある神社とあり、神社の説明板には「えのしま
道しるべ」と「寛文5の庚申」が取り上げられている。

メルシャンワイン 化粧地蔵 大山道道標
大山道道標
大山への鳥居

467号線の延長にある43号線に出て、引地川にかかる引地橋を渡り、44号線進むと右に養明寺がある。この寺には国指定重要文化財
木造薬師如来坐像があり、作られたのは建久8年で運慶の兄弟弟子の作と言われている。「公開は12年に一度・・」と聞くと、皆自分の
歳を
数え始める。
ふと、良い香りが・・目の前が「メルシャンワイン」の工場であった。道路を渡り少し戻ったところに、女性の願い事なら何でもかなえ、
満願の
時には白粉を塗ってお礼をするという「化粧地蔵」(地元では「おしゃれ地蔵と呼ばれている)がある。

ここから西へ約2Kmほど行くと44号線は1号線と羽島交番前交差点信号で合流する・・交差点の少し手前の右側に「大山道道標」(四谷
不動)がある。東海道と大山道が交差する四谷辻に建てられていた道標で、延宝4年
1676年)に「江戸横山町の講中が建てたもの」とある。
江戸時代を通して江戸町人の大山参詣が盛んであったという事を示すものとも言われている。  


一里塚跡
白旗神社 庚申塔 三猿 茅ヶ崎・松並木

1号線には一里塚の案内板もあり、さらに200mほど行った二ツ家公民館前の右側道路に二ツ家稲荷神社があり、その敷地内に藤沢市
重要文化財・庚申塔供養塔
寛文10年・1670年建立)がある。

海前寺 聖徳太子立像
大名灯篭
八王子神社 庚申塔

庚申塔から会所跡の案内板を見て1号線400mほど行くと藤沢市と茅ヶ崎市の境界になる。この境界から茅ヶ崎駅までの約1Km、東海道
松並木が続く。しばらく歩き左側の小路に入ると海前寺がある。ここには増上寺から買受けた「大名灯篭」が3基ある。幕末から明治維新へ・
・スポンサーが不在となった将軍家所縁の寺の苦肉の生き残り策であったようである。

関東第震災で
壊れた鳥居跡
庚申塔 力石 茅ヶ崎一里塚 一里塚・石碑

再び国道に出て本村の交差点先の小路を入り八王子神社に向かう。入母屋の重なったような特徴のある屋根のつくりの神社である。庚申塔、
関東大震災で崩れた鳥居も残っていた。
茅ヶ崎三丁目の松並木外れの交差点左側に日本橋から58Kmの茅ヶ崎一里塚がある。
茅ヶ崎一里塚が今日のゴール。

国道1号線は交通量多くく排気ガスもひどい筈であるが、歩道を歩いていても余り気にならず気持ちよく歩けたのは、天気が良かっただけで
なく、きれいに手入れされた松並木があったからかもしれない。

今日のコースは JR藤沢駅→遊行寺通・庚申堂→江の島道→遊行寺→遊行寺橋→467号線→常光寺→永勝寺→義経首洗井戸→白幡神社→43号線→
  引地橋→養名寺→化粧地蔵→44号線→大山道道標→一里塚→二ツ家稲荷神社→会所跡→松並木→茅ヶ崎一里塚→
JR茅ヶ崎駅

 クラブツーリズム 「街道を歩く 東海道53次 第7回 藤沢宿〜茅ヶ崎」 街道案内人 小暮中和歴史講師